朝礼ミニ学習会(235)

西成若草会設立15周年のつどい、来賓を「代表」して挨拶してきました。
もう一つは、民医連新聞2019年新年号掲載予定の病児保育「まつぼっくり」の記事。
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祝辞全文
大阪きづがわ医療福祉生協の大里です。若草会創立15周年おめでとうございます。15年と一口に申しますが、それまでの大阪の保育運動の蓄積があるわけで、小児科医としての人生の傍らで、その歴史を垣間見た身にとって、灌漑深いものがあります。また、年をとるとしきりに、その15年以前の共同保育所時代の様々な思い出が頭をよぎります。「どろんこ」の前身、「あらぐさ」、「さくら」の前身、「さくらんぼ」両共同保育所には、健診でよく伺いました。その頃は、保育人数も格段に少なかったので、その子の家庭状況を、丹念に聞き取り発達課題などを、保育士さんと共有したものでした。ところが、認可保育所になってからは、時間的な余裕もなく、申し訳なく思っています。そのことを少しでも改善するために、保育所健診でのカルテの改定を、大保連レベルで取り組んでいますので、またご協力のほど、お願いします。共同保育所時代の思い出は尽きませんが、共同保育所での経験がなかったら、自分の人生が少しちがったものになったことだけは確かです。「あらぐさ」、「さくらんぼ」でのエピソードではありませんが、当方の子どもも共同保育所で育ちました。苦しい経営状況のもと、その運営委員会では、膝突き合わせてその打開に熱い議論を交わしたものです。ある会合で、お母さんが、ある意見を提言されたことがあります。すかさず、その夫君が「お前は黙っとれ!」と怒鳴り、思わず参加者全員が顔を見合わせました。別のお父さんが「○○さん、そんなこと言うて、ええんですか?僕かて家でいっぺん言うてみたいわ!」と発言、思わず、父親どうしで、はげしく同意し、なんとか収益の方向が見えてきました。若草会も、共保時代の嬉悲交々の出来事も大切にしながら、今後も子どもの未来のために、ますます発展されることを願ってわたくしの祝辞といたします。

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